専門職大学とは?
専門職大学とは、通常の四年制大学や短期大学、専門学校とは異なる高等教育機関の名称です。
従来の大学と違い、より実践的な教育を行う仕組みが整った大学です。
いわゆる「士業」と呼ばれる職業人を育てる専門職大学が今後増えてくることが予想されています。
最近少しずつ耳にすることが増えてきたでしょうか。
専門職大学のメリット
専門職大学を卒業していれば高度の専門技術と「学士」両方を一度に手に入れることができるという強みがあります。
大学と異なり専門性の高い技術を得られる専門職大学。
一方で、専門学校と異なり、卒業に伴って「学士」という学位が通常の大学同様授与されます。
日本では「大卒」「高卒」というくくりがありますが、専門職大学を卒業をしていれば「大卒」という学歴がつくことになります。
最近、医療系の専門職(専門学校卒の場合)の業界では研究活動を行うために大学院進学を志す方が多くいますが、「学士」を持っていないと大学院の受験資格がないため、どこかの大学に入学して「学士」の学位を取得する必要があります。
専門職大学について私が思うこと
一石二鳥でいいところばかりの専門職大学。
しかし、一方で、専門職大学はリスクもはらんでいると私は考えます。
一度入学してしまえばその職業にまっしぐらであるため、途中で他の業界・仕事に興味が出てきてしまったといった際に融通が利きづらいという点です。
専門職大学は、実習や研修といった実戦形式の講義が多く簡単に単位が取れるわけではないため、本当にその職業に就きたいという気持ちがなければ卒業することすら危ぶまれるリスクがあるのです。
専門職大学に入学するのであれば、本当にその仕事に就きたいのかという点を熟慮したうえで入学することをお勧めします。