倫理学

倫理と公共性の関係を倫理学的に考察してみた

投稿日:2019年6月29日




【個人が集団か】

倫理学の大きな問題のひとつに、倫理とは個人レベルの問題なのか、集団レベルの問題なのか、という問いがあります。

大ざっぱにまとめると、個人を強調したのがカントで、集団を強調したのがヘーゲルです。
それ以後の倫理学の歴史も、おおよそカント的かヘーゲル的かで系譜を辿ることができます。

【具体的な場面で】
抽象的に言われても難しいので、ケーススタディで考えましょう。

Aさんは飲み会の帰りに住宅街を歩いています。
彼は飲みすぎたためにお手洗いに行きたくなったのですが、近くにコンビニがありません。

どうにも我慢ができなくなったAさんは、

「誰もいないのをいいことに用を足そうか」、

と考えますが、倫理感に基づいて

「やはり我慢しよう」

と考え直します。

このとき、Aさんの行動は倫理学的にどう考えられるのでしょうか。

【個人の倫理】

個人に即して考えるパターンはこうです。

Aさんは、誰がみていなくても、自分や神様はみている、と考えました。
端的に悪いことなので良くない、と考えるのは非常に個人的です。

【集団】

集団に即して考えるパターンはこうです。

Aさんは、自分はよくても、この道を通る他の人が迷惑する、と考えました。
このように公共的に考えるのは集団的です。

さて、あなたはどちらのタイプでしょうか。







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