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倫理学

倫理の勉強って本当に必要なの?と思ったときに読む本とは




倫理学は、少し抽象的な学問ですから、学んでいるうちに「こんなことになんの意味があるの?」と思うこともあるでしょう。
そんなときにおすすめなのが、哲学者である永井均さんの書いた『倫理とは何か:猫のアインジヒトの挑戦』です。
ちくま学芸文庫から出ているコンパクトな本で、中身も小説風に書かれており、とても読みやすい本です。

さて、なぜこの本が特におすすめなのか。
普通、倫理の本というのは、倫理的に、つまりお利口さん的に書かれています。
しかし、この本は逆で、いうなれば「悪い子」的な本です。

この本は徹底的に、「なぜ、『私だけが悪いことをする』ということが許されないのか」という問いに貫かれています。

倫理が存在する必要があるのはわかる。
ほかの人が自分の迷惑な行動を取られると困る。
だから、自分以外の人間は良識的で倫理的であってもらわないと困る。
しかし、「私だけ」は悪いことをしてもいいのではないか。
なぜ、それがとがめられるのだろうか。

この問いは、ふだん私たちが隠している心の奥の「倫理って要るの?」という想いにつながっている、深い問題なのです。
こうした、身も蓋もない、たとえば小学校の学級会で発言したら先生から怒られてしまいそうな問いを、一冊を通し全力で考え抜くのがこの本です。







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