倫理学 哲学 美学

善いことと美しいこと「倫理と美の関係について」

投稿日:2019年2月4日




倫理学は哲学の一分野です。
哲学は、真・善・美を扱う学問だとは、よく言われることです。
その3つそれぞれが、論理学・倫理学・美学といったサブカテゴリに対応しています。

つまり、倫理学における善と、美学における美は、ちょうど比較するのに良い概念なのです。

「善いこと」と「美しいこと」は、ときとして同一視されます。
プラトンの記述によれば、古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、「善美なるもの」という表現を用いています。
ある種の世界観のもとでは、真なること、善いこと、美しいことは等価になるのです。

一方で、「美しいこと」は「善いこと」を上回る場合があります。
善いことというのはルールを守る人のようなものです。
しかし、ときにはルールを破っても、美しい友情や愛のために尽くす、ということがありえます。
このとき、美しいことは善いことを越えるのです。

しかし、そうであるとするならば、倫理は美学よりも劣った学問なのでしょうか?
そんなことはありません。
なぜならば、善いことは美しくあることに負けるのか、ということ自体がすでに、倫理学的な問いだからです。
学問としての倫理学は、そうした一次元上にある問題を真剣に考えることができるのです。







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