1.長い公式を覚えるには?
数学の公式や物理の公式など,一見して理解の及ばないものを暗記する際にお勧めなのが”教科書を画像として覚える”暗記法です.
苦手な人にとっては,数式など意味の分からない記号にすぎず,丸暗記しようとしても細部まで覚えられず試験で間違ったまま使用してしまいます.
そこで,意味はひとまず置いておいて見た目のイメージで公式を覚えてしまう暗記法をお勧めします.
2.使用例
たとえば高校数学でおなじみの解の公式を考えます.
この公式は逆三角形だけど,真ん中の密度が高いから安定感のあるイメージだといった具合です.
こうして,雰囲気・バランスも併せて公式を認識しておけば間違った公式を書いたときに違和感を覚えるようになり,物足りなさを感じる余白に指数を書き足し,くどさを感じるところの文字を消していくと正しい公式が出てきてくれるわけです.
3.広範囲への応用
この暗記法を応用すれば,教科書のページのイメージやバランスを覚えておき,テスト中に教科書をまるっと再現することも可能です.
細部までとはいかなくても,余白の位置を覚えていれば導出の仮定も見えてきます.
これで,公式を引き出すことがより容易になるでしょう.