記憶術1:単語から内容を言えるようにする
世界史を勉強するのに有効な記憶術は二つあります。
まずひとつは単語から内容を言えるように記憶するということです。
出版されている参考書などを見てみると、そのほとんどが文章を見て単語がわかるようにするという一問一答方式が取られていることが多いです。
しかし、これでは歴史の中身を理解したとは言えません。
フランス革命を例に見てみましょう。
一問一答形式では「1789年に起こったフランス革命の発端となった出来事は何か?」という問題から「バスティーユ牢獄襲撃事件」という答えを導きますが、根本的に歴史を理解するためにはバスティーユ牢獄襲撃事件がなぜ起きたのか、そこからどのような変遷を辿っていったのかという内容を言えるようにするということのほうがはるかに重要なのです。
また、こう覚えていったほうがより高度な問題にも対処しやすくなります。
記憶術2:横の流れは地図で理解する
もうひとつ、世界史を記憶する方法として有効なのが同時代のつながりを地図を活用しながら覚えるという方法です。
世界史の問題を解いていると、今までヨーロッパの歴史のことについて書かれてあったのに、急にインドで起こった出来事を聞かれるといったことがよくあります。こういったケースの問題は単に語呂合わせなどで暗記するだけでは対処できません。
そこで役立つのが地図です。
何も書かれていない白地図の上に出来事を書いていくことで、同時代の別の場所では何が起こっていたのかが見えやすくなります。