大学で学ぶ学問は、単なる高校の勉強の延長ではありません。
それは、思考力が大切になってくるからです。
興味のない事柄を淡々と暗記していく、そのような高校までの勉強とは異なるのです。
そんな大学で学ぶ経済学を勉強するにあたって、一冊の本を紹介します。
「化学も感動からー光触媒を例にしてー」東京書籍、東京理科大学学長の藤嶋昭氏が書いた本です。
この本は、経済学の本ではありませんが、学問を学ぶ上で必要な心構えがよく書かれている本です。
この書籍でも言われていますが、
学問において大事な姿勢は、「能動性」
です。
これは、経済学でも同様です。
大学では、ある程度の履修の自由が認められていますから、履修科目については、丁寧に、しっかりと学びましょう。
経済学の授業は、多くは講義形式だと思います。
参加型の授業とは異なり、発言の機会などが少ないです。
従って、自分で理解し、考察を深める必要があります。
このように聞くと、かなりの時間と労力が必要だと感じると思います。
しかし、経済学が本当に面白くなるのは、それだけ時間をかけ、深く考察した後のことなのです。
大学で経済学を多々闇雲に覚えて勉強していると、抽象的な事しか学ばないままになってしまい、実用性がなくなってしまいます。
大学で学んだ経済学を生かすためには、抽象的な知識や経験を、具体的な事に当てはめて考える力が必要なのです。
それができるようになることこそが、経済学の本当の面白さとなるのです。