現在の大学の在り方について思うこと
現在の大学というのは基本的に学びの場ではなく、社会人になるためのステータス作りの要素が多い気がします。
当たり前ですが大学は学びの場で複数年かけて知識を身につけるところだと思うのですが、いかにいい会社に入るかという観点で学ぶ分野を選んでいる学生も多いというのが現状だと思います。
リカレント教育は学びのタイミングとしては理想的
一方、自らが「学びたい」と思ったタイミングで勉強したいというモチベーションはすごいと思います。
やはり本来の知識を身につけるということにベクトルを向けて大学に時間を費やすことが重要だと思うので、そういう意味では社会人などの大人が学び直しとして通信制大学への進学することなどは入学タイミングとしては理想だと思います。
リカレント教育の問題点
しかし、経済面や時間の面で恵まれていないと、このような決断は難しいと思います。
例えば妻子持ちの男性だとどうしても継続的な収入が優先され、仕事に直結しないような学びに時間を割くというのは現実的に難しいと考えます。
そのためリカレント教育は環境として恵まれた方のみができることなのかなとも思います。
共働きでやっと成り立たせているような世帯にとっては夢のまた夢に感じるようなことなのかなと思います。
そのような学びの支援が受けられるようなリカレント教育の仕組みがあってもいいと思います。
自分自身に置き換えても、リカレント教育で学びたい分野はいくつかあります。
言い訳かもしれないですが「お金と時間さえあれば」と先行して考えてしまうところもあります。
働きながら通信制大学へ進学するモチベーションのすごさ
逆に言えば、売れっ子の芸能人でありながら慶應義塾大学の通信制の法学部に進学し、その機会を作ることのできたロンブー淳さんの行動力とモチベーションには「すごい」の一言です。
ニュースによると、通信制の大学の卒業には長い時間がかかるとのことですが応援したいです。
社会人や大人の学びのスタイルとして、通信制大学への進学という形が日本のリカレント教育として浸透するといいなと思います。