通信制大学での友人との出会いとは
これから通信制大学に進む人にとって、友達が出来るかどうかは不安かもしれません。
特に高校を卒業されたばかりで通信制大学へ進む方は、同じ世代の人がいるのか気になると思います。
また、通信制大学の雰囲気もなかなかわからないのが現状です。
一般的な大学生と社会人学生・通信制大学の学生の違い
通常の大学生は、周りにいる人間も同年代で、育ってきた環境も似たり寄ったりなので共通点も多いです。
そのため、共通の話題も自然に多くなり、自然と友達にもなっていきます。
積極的に友達を作ろうとしなくても、自分に合った友達が自然とできていきます。
しかし、社会人学生や通信制大学の学生は年代も、生きてきた境遇もバラバラなことが多いのです。
何を話していいのか、何が共通点なのかがわかりません。
自然と友達になっていくことも通常の大学生よりも少ないかもしれません。
同じ環境の友達がいると心強い
社会人であり、かつ学生でもある社会人学生には、とても努力家な方が多いと思います。
どんな人でも出来る事だとは思いません。
通信制の大学の学生さんも同じくです。
努力家の学生さんたちとはいえ、社会人としての顔を持ちながらの学生生活では一人で乗り切るには大変なことも多々あるでしょう。
そんな時に同じ環境のお友達がいると心強いものです。
卒業率が低い通信制大学で共に頑張る仲間
通信制大学の卒業率が低いという話をよく聞きますが、やる気を持続させることさえできれば卒業できるはずです。
勉強が難しくて卒業できないという方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
独学での勉強を続けることが困難になって、やめる方がほとんどです。
独学には根気が必要です。
高校を卒業したばかりの方は、そもそも独学で大学の勉強をすることは苦労が多いでしょう。
社会人学生は仕事との兼ね合いで、うまくいっていたペースが崩れ、学生である自分を忘れてしまうことも多いでしょう。
主婦の方は家庭での状況次第で大学での勉強に大きな影響が出ることもあるでしょう。
そんなときに励みになるのが学友の存在です。
様々な背景を持ちながら通信制大学で学ぶ仲間たちとの交流は勉強が辛くなったときに必ずあなたの勇気となってくれることでしょう。
通信制大学で新たな友人との出会いを作ることは、大学で過ごす時間をきっと豊かにしてくれます。
通信制大学には幅広い年代の学生が在籍
通信制大学といえば放送大学のイメージが強いかもしれませんが全国に数多くの通信制大学があります。
高校を卒業して通信制大学に入学されるという方は通学課程に比べると圧倒的に少数ですが最近はやや増えてきた印象があります。
都心の通信制大学は幅広い世代が在籍している通信制大学が多いです。
慶應義塾大学通信教育課程の年代別人数
例えば、慶應義塾大学通信教育課程の年代別人数は大学のウェブサイトでこのようになっています。
出典:https://www.tsushin.keio.ac.jp/about/data.html
通信制大学のサイトを見に行くとこのような統計情報が載っていることがあるので年代別人数が気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
通信制大学の学生が情報交換をするには
通信制大学は、普段は自宅でレポートと向き合う独学スタイルでの学びとなるので、通学課程の学生と比較するとどうしてもスクーリングや単位修得のための科目試験などの情報を得る機会が少なくなってしまいます。
ただ、最近ではTwitterなどのSNSでの情報交換が活発に行われたり、ブログでの情報発信をする方が非常に増えています。
また、通信制大学によっては、サークル活動やそれに類似するもの(例:慶應通信の慶友会)などがあるのでそれらに、参加することで友達ができたり、スクーリングなどの情報交換をすることができます。
サークル活動やそれに類似するもの(例:慶應通信の慶友会)は懇親会や打ち上げなど通学課程のような交流イベントもあるので参加できる機会があれば参加することをおすすめします。
スクーリングも出会いの場
通信制大学の方は通信制と言う事もあり、なかなかお友達と顔を合わせて・・という場面が少ないかと思われます。
そんな中、スクーリングは貴重な時間です。
お友達を作る事が出来るかの大切な時間です。
スクーリングや有志の学習会などに参加することも貴重な出会いの場となります。
前述のサークル活動やそれに類似するもの(例:慶應通信の慶友会)同様に友人関係を広げやすい機会です。
多くの人は友達作りに否定的ではないと思いますが、年の差への抵抗や、大学では勉強だけをしたい人もいます。
ですから、話しかけて気まずい感じになったら、それ以上関わらずにそっと去りましょう。
ただし、人見知りの人もいるので、そこらへんは雰囲気を見てうまく見極めましょう。
スクーリングで友だちになるきっかけは
初めての場面でいきなりお友達になれる事はなかなか無いと思われます。
お友達を作るには何かしらの行動が必要になってくる事でしょう。
その何かしらの行動が、一番難しいと、皆さんが思われていると思います。
その難しいと思わている行動、、お友達を作るきっかけ・・『話しかける』。
この点のハードルが高いのかもしれません。
大丈夫です。
スクーリングに参加されている皆さんはお友達が欲しいと思っている方がほとんどです。
スクーリングやサークル活動で話しかけるコツとは
「初めての友達作り」で躓いてしまうと、その後、話しかける勇気が削がれてしまう恐れがあります。
そこで、「初めての友達作り」については、成功率が高い相手に話しかけることがポイントです。
「初めての友達作り」では、同年代の同性に話しかけるようにすれば成功率は高いと思います。
同年代でなくても同性に話しかける方がスムーズに仲良くなれる可能性が高いです。
高校を卒業したばかりの方は同じ年代の方との出会いは少ない可能性もありますが、年代は違っても同じ志を持った仲間です。
勇気を出して話しかけてみれば、すぐに話は出来ると思います。
ただし、異性だったり、極端に年の差があったりすると相手に緊張感を与えてしまい会話がうまくいかない場合があります。
また、年上の男性が若い女性に話しかける場合は警戒されてしまう確率が高いかもしれません。
「若いね。」と話しかけたり、肩をたたくなどのボディタッチは避けたほうが良いでしょう。
誰か一人でも友人ができると、その人をきっかけにさらに友人関係が広まることもありますし、楽しそうにしているとその輪に入りたくて話しかけてくれる人も現れると思います。
まずは勇気を出して友達を一人作ることを目標にしましょう。
スクーリングで話しかける方法
簡単な軽い言葉で話しかけてみましょう。
気温の話。天気の話。
どうでしょうか。
『今日、寒いですね』
『今日、お天気良かったですね』
この短文でしたら、いきなり話しかけられたとしましても、驚く事はありませんし、返答に困る事もありません。
誰しも何かしら『答え』を持っている事柄です。
まずはここから。
一言話しかけてみる。短文でなおかつ簡単な内容で。
お友達作りは小さなきっかけからです。
まずは話しかけてみる。
そのハードルさえ超えられれば後はきっと大丈夫です。
相手に興味を持つこと
そんな状況で友達を作る方法は何か。
それは相手に興味を持つことです。
違う人間だからこそ興味を持ちやすいのです。
気になった人間がいたら、話しかけていろいろと聞けばいいのです。
誰しも自分に興味を持ってくれている人に対しては嫌な気はしません。
よっぽど他人と関わりたくない人以外は、そこで何かしらの人間関係ができるはずです。
スクーリングのグループワークではそのような状況を作りやすいと思います。
共通点が少なくてもいい
自分と共通点が少ないということは悪いことではありません。
自分とは全く違う人間だからこそ、興味をもつこともあり、学べることも多かったりするのです。
特に、多様性のある社会人学生や通信制大学においてはそのことが重要です。
まずは興味をもつことが自然なことだと思います。
もちろん、先に述べたように他人と関わりたくない人も少なからずいるので、そのような空気を感じた場合はそっと身を引きましょう。
応援しています。
スクーリングでの友達作りの体験談
最後に、スクーリングでの友達作りの体験談を紹介します。
消極的だった1度目のスクーリング
私が働きながら行った通信制大学は、2回のスクーリングと1回の現地実習で、計3回、長期にわたり同じ通信制の学生さんたちと会う機会がありました。
1回目は、もちろん全員が初対面です。
座る席が自由だったので、たまたま隣に座った人と話をし、一緒にご飯を食べに行ったりもしましたが、正直あまり気が合わないなと感じました。
でも、一人でいるよりマシかなと思い、結局スクーリング終了までその人と共に過ごしました。
2回目は積極的に行こう!
私はその時大阪在住で、スクーリングは広島でした。
同じように、関西方面から来ている方が割と多く、皆、提携しているホテルに泊まっており、泊まり仲間で仲良くなったようで盛り上がっていましたが、私は、たまたま広島に祖父母がいたため、祖父母の家から通っており、その輪には入れずにいました。
その反省(?)を踏まえ、2回目はホテルに泊まることに。
ホテルへの行き帰りの間に、気が合いそうな雰囲気の人を探して声をかけました。
その子と仲良くなったのをきっかけに、輪の中にもすんなり入れるようになりました。
もっと輪を広げよう!
3回目の実習では、グループで行動することが多く、自分から頑張って話をするようにしました。
いろんな年齢や職業の人がいましたが、目標は皆同じ。
テスト勉強の教え合いもし、無事、全員が試験に合格することができました。
スクーリングは、ほとんどの人が一人で来ています。
接する期間も短いので、よく知らないから…と、消極的な姿勢でいたら損です。
皆一人で心細いから、声をかけたらすんなり受け入れてもらえます!
数打ちゃ当たる式で、近くにいる人や気になる人に、どんどん声をかけたら、気の合う人はきっと見つかると思います。