通信制大学の編入は大学によって条件が異なる
慶應義塾大学通信教育課程(慶應通信)への編入
慶應通信では、入学した学生に学年はなく、編入制度はありません。
ただし、入学時に、短期大学を卒業した人と、64単位以上取得後に大学を中退した人の場合は特別課程、大学の場合は学士入学となり、 それぞれ定められた総合教育科目の単位が認定されます。
- 特別課程(18単位まで認定されます)
卒業のためには3年間は在籍する必要があり、入学時から最長12年間在籍できます。 - 学士入学(40単位まで認定されます)
卒業のためには2年半は在籍する必要があり、入学時から最長12年間在籍できます。
法政大学通信教育部(法政通信)への編入
法政通信では、2・3年次からの編入学も可能です。
また、法政大学通学課程を4年次に離籍した方のみ4年次編入学が可能です。
- 2年次編入学 入学資格
大学に1年以上在籍し、30単位以上を修得した者、法政大学通学課程を2年次に離籍した者 - 3年次編入学 入学資格
学士の学位を有する者(学士入学)、大学に2年以上在籍し、60単位以上を修得した者、短期大学を卒業した者、高等専門学校を卒業した者、専門学校修了者、高等学校等専攻科修了者、本学通学課程を3年次に離籍した者 - 4年次編入学 入学資格
法政大学通学課程を4年次に離籍した者
日本大学通信教育部(日大通信)への編入
- 短期大学・専門学校を中退
1学年からの入学となり、1学年入学の場合は単位認定は行いません。 - 短期大学卒業、専門学校卒業(2年制以上の専修学校専門課程)
3学年編入学が可能です。短期大学の学科は問いません。また,専門学校卒者も条件を満たせば同様に3学年編入学が可能です。 - 4年生大学中退者
1年以上在学し、かつ30単位以上の修得がある方は2学年に編入できます。
2年以上在学し、かつ60単位以上の修得がある方は3学年に編入できます。
中央大学法学部通信教育課程への編入
- 短期大学・専門学校を中退
1学年からの入学となり、1学年入学の場合は単位認定は行いません。 - 2年次編入学は、大学1年次を修了し総修得単位30単位以上の方
- 3年次編入学
大学2年次を修了し総修得単位60単位以上の方、大学・短期大学・高等専門学校(5年制)を卒業した方または学士の資格を有する方、専修学校専門課程を修了した方(条件あり)
サイバー大学への編入
ソフトバンクグループのサイバー大学では、他の大学に1年以上在学した方、または高等専門学校、専修学校を卒業した方(卒業見込みを含む)などを対象に、正科生の3年次または2年次に編入する制度があります。
単位認定は教養・外国語科目が中心のため、IT・ビジネスの専門科目は基礎から学べます。

引用元:ソフトバンクグループのサイバー大学公式ホームページ
他の大学に1年間以上在籍し、30単位以上修得している場合。

引用元:ソフトバンクグループのサイバー大学公式ホームページ
他の大学を卒業、または2年間以上在籍し、62単位以上修得している者
短大を卒業している者
高等専門学校を卒業、または専修学校の専門課程を修了している者
通信制大学の2年次編入、3年次編入、4年次編入の必要書類
編入や単位認定を希望する人は、出願書類や志望動機書と別に、在籍期間証明書(または退学証明書)や成績証明書(単位数と評価の記載があるもの)などを発行してもらう必要があります。
編入や単位認定を希望する人は、必要書類がなんなのかをしっかりと確認し、早い時期に出身校から証明書を発行してもらい準備しておくと安心です。
ただし、あまりに早く発行してしまっても、3ヶ月以内に発行したものなどの条件があった場合に無効になる可能性もあるので、入学案内の資料をよく読みましょう。
※各通信制大学の2年次編入、3年次編入、4年次編入の最新の情報については各大学の公式ホームページで確認してください。