理科や社会などの暗記科目は、受験勉強の中でも負担になりやすい分野です。
用語を一つひとつ覚えようとしても、量が多く、すぐに忘れてしまうと感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、知識を「点」ではなく「つながり」で覚える暗記法として知られる「メモリーツリー」を紹介します。
受験生だけでなく、資格試験や社会人の学び直しにも使える方法です。
暗記がつらくなる原因
暗記が苦手に感じる理由の多くは、知識がバラバラのまま頭に入っていることにあります。
単語や用語を単体で覚えても、背景や関係性が見えていないと、思い出すきっかけが作れません。
覚えたはずなのにテストで出てこない、という状態は、
知識同士が結びついていないことが原因である場合が多いです。
メモリーツリーとは何か
メモリーツリーとは、知識を木の構造で整理する暗記法です。
中心にテーマを置き、そこから枝分かれする形で関連する用語や出来事を書き出していきます。
名前の通り、「記憶を樹のように育てる」イメージで整理する方法です。
メモリーツリーの基本的な作り方
まず、紙の中央に大きなテーマを書きます。
例えば、歴史であれば「戦国時代」などです。
次に、そのテーマに直接関係する重要な人物や概念を書きます。
例として「織田信長」とします。
そこからさらに枝を伸ばして、
・桶狭間の戦い
・姉川の戦い
・本能寺の変
といった出来事を書き足します。
さらに、
・今川義元
・浅井長政
・明智光秀
と、関連人物や用語を広げていきます。
最初から完璧に埋める必要はありません。
思い出したタイミングで、後から書き足していく形で問題ありません。
なぜメモリーツリーは記憶に残りやすいのか
メモリーツリーの強みは、用語を単独で覚えない点にあります。
出来事・人物・概念を関連づけることで、知識がまとまりとして記憶に残ります。
また、文字だけでなく、
・色分けする
・簡単な図やイラストを入れる
といった工夫も自由にできます。
視覚的な情報が加わることで、思い出す手がかりが増えます。
暗記だけでなく「理解」にもつながる
メモリーツリーは、単なる暗記テクニックではありません。
「なぜこの用語がここにつながるのか」を考えながら整理するため、理解を伴った学習になります。
そのため、
・記述問題
・論述問題
・応用問題
にも対応しやすくなります。
学び直し・資格試験にも使える
この方法は受験生だけのものではありません。
資格試験の範囲整理や、仕事で必要な知識の整理にも向いています。
一度作ったメモリーツリーは、見返すだけで知識を呼び起こせる「自分用のまとめ」として長く使えます。
考えを整理したいときや、全体像を把握したいときにも役立つ方法です。
まとめ
メモリーツリーは、知識をつなげて覚えるためのシンプルな整理法です。
暗記が苦手だと感じている人ほど、一度試してみる価値があります。
覚えることが目的ではなく、理解しながら知識を積み重ねる。
そのための土台として、メモリーツリーは有効な方法です。