こんばんは。
とある慶應通信生です。
通信制の大学に通う中で気が付いたことや、役に立ちそうなことを記事にしていこうと思います。
今回のテーマは「基礎学力を効率よくアップする勉強法」です。
通信制の大学生によくある悩み
「教科書が難しくて読めない。」
という悩みが通信制の大学生、特に一年目の方々からよく寄せられます。
今回はそんな悩みを解決する勉強法の紹介です。
「教科書が難しくて読めない。」原因とは
「教科書が難しくて読めない。」原因は基礎学力が少し足りていないからです。
ここでいう基礎学力とは「高校生の時までに学ぶこと」を指します。
通信制の大学生の場合、
- 高校を卒業してからかなりの時間が過ぎてしまっている
- 現役高校生の頃は勉強に関心がなかった
- 病気のため、高校に通えず勉強時間が足りなかった
などの理由により、「高校生の時までに学ぶこと」を十分に学べていない、または忘れてしまっている方が多いように思います。
「高校生の時までに学ぶこと」が大事な理由
「高校までの暗記は無駄。こうして学び直すことでやっと学問の本質がわかった。」
通信制の大学に入り、このような「暗記軽視」の言葉を聞くことがあります。
もちろん、「ただ暗記するだけ」では受験戦争を戦うだけの武器でしかないようにしか思えないかもしれません。
でも、実は「ただ暗記するだけ」のように思える暗記は、発展的な学問、つまり大学での学問を学ぶための下地になっているのです。
つまり、暗記すること自体は確かに学問の本質ではないかもしれませんが、本質を学びたい人にこそ暗記は必要なことだといえます。
基礎学力を効率よくアップする勉強方法とは
では、基礎学力が足りない場合は高校生の勉強をやり直すべきなのでしょうか?
さすがにそれは非効率ですので、効率よく勉強しましょう。
おすすめなのが、「入試によく出る〜〜」とか、「センター試験直前対策重要用語〜〜」とか、「一問一答〜〜」のようなタイトルの薄い参考書です。
その中でも特に赤シート対応のものは重要な用語が一目でわかるのですごく使いやすいと思います。
大学受験の参考書コーナーに行くといろいろな出版社からこのような参考書が発売されているので自分にあったものを選びましょう!
高校生の勉強を丸ごとやり直すのは至難のワザですが、このように重要な項目だけを抽出した参考書を隙間時間に読むことで、
- 暗記したほうがいいレベルの重要な用語がわかる
- 体系的に学ぶことができる
- 最低限の時間で学ぶことができる
効率よく自分の基礎学力の底上げができます。
科目別の選択例
慶應通信の場合の一例です。
- 哲学・倫理→倫理、世界史B(ヨーロッパ史)
- 世界史→世界史B
- 経済→政治・経済
- 法学→政治・経済
- 地理学I→政治・経済
※随時更新します。
筆者おすすめ
昔からZ会の参考書が好きなので、基本的にZ会のものを選ぶことが多いです。
「現代文キーワード読解」のメリット
「現代文キーワード読解」はレポート作成能力に必要なスキルがアップするので、通信制の大学生には特にオススメしたい一冊です。
- 基本的な語彙の再確認ができる
- 良質な文章を読みながら語彙が増える
- 読解のポイントで読解力アップ
- 要約の練習ができる
- 読み物としても面白い
「入試に出る政治・経済用語&問題1500」のメリット
「入試に出る政治・経済用語&問題1500」は幅広い科目で使える暗記した方が良い知識が網羅されているので科目試験の解答力がアップします。
- 基本的な知識の再確認ができる
- 要点・資料も簡単にまとまっていて見やすい
- 赤シートで知識の定着を簡単に確認できる
- 重要度を示す星が付いている
- 読み物としても面白い
おわりに
実際にこの方法を試してみたら教科書が読めるようになった!と言う声をいただきました。
そして、この方法は教科書を読むことに苦労していない人にもおすすめです。
- 短時間で重要項目を再確認できる
- 高校を卒業した年度によっては自分の時代に習ってないことが学べる
- レポートや科目試験で説得的な文章を書くための知識や語彙が増える
つまり、復習を通して、高校時代に暗記したことを大学での学びの「武器」として使うことがより上手になり、考える力もアップします。
ちょっとした気分転換にもなるのでおすすめです。
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